先日は台風が日本に直撃して関西が大打撃を受けている中、北海道では震度6強の地震が起こるという異常事態でした。
関西の映像も、北海道の映像も、日本で起こっていることとは思えないくらい非現実な光景でした。
不動産投資をするということはこういった災害のリスクのことも考えなければいけません。
日本は地震大国であり、さらに島国なので水害のリスクもあります。
また、災害は起きなくても住んでいる人の不始末で火災が起きてしまうことも考えられます。
そういったリスクに対応するためにも「保険」は必要なものの1つです。
保険は、もしもの時に最低限保証してくれるだけでなく、中古で買った築古物件が災害に遭っても、ちゃんと手順を踏めばタダで新築に生まれ変わる!という事例もあるようです。
すごい!
でも、保険以外にも災害になるべく遭わないためのリスク管理も重要ですね。
例えば同じ地域に集中してドミナント展開したり、戸建てや区分は扱わないで一棟単位で管理したり、という大規模な経営はリスク管理の観点から見るとちょっと不安も大きいです。
なぜかというと一か所に集中している分手間もかからずに利益も大きくなるのですが、一度災害に遭ってしまうと一気に物件の手入れをしなければいけなくなるからです。
こういったリスクを踏まえますと区分所有投資や遠方の投資もリスクを分散させる意味では悪くないと思います。
あとは、建物は消耗品であると割り切っていざとなれば土地にして売る出口も踏まえた投資なんかも有効です。
購入時に土地価格よりも安く買えるように見極めが必要にはなりますが、確実な出口戦略の一つですね。
そして、一番大事だと思うのは、そもそも災害に遭いにくいような場所を吟味するのも重要です。
例えば地域別に出ているハザードマップは購入する物件であれば一度は確認しておくべきだと思います。
(藤沢市のハザードマップ)
私も購入したいエリアの情報についてはまとめて保管していますよ。
また地名の由来を調べてみると昔大きな災害が起こっていた場所だった!ということもあるみたいなので、調べてみるといいですね。
今回の話の要点をまとめますと、
①購入前に「土地価格よりも安いか」「ハザードマップで危険な地域になっていないか」を確認する。
➁購入時に「災害に対応してくれる保険」に加入する
➂区分所有はコスパが悪いかもしれないけれどリスクも分散できるメリットがあるということ
というお話でした。
一軒一軒調べるのは大変ですが、本当に買いたい物件では必ず見ておきたいポイントです。