朝3時頃、あまりにも寝付けなかったのでテレビを何となく付けてみたら、
「下の下の人」という番組に金森重樹さんが出演されていました。
金森重樹さんと言えばダイレクトマーケティングや不動産投資で成功した人として有名な方です。
この番組では25歳の時になぜ1億2000万円もの借金を負ったのか、
その時どのような生活を送りながら借金を返していたのか、
そして今何を目指しているのかなどが紹介されていました。
実際に住んでいたというアパートの様子が映し出されたのですが、
窓もなく、本当に壁一面がカビだらけという恐ろしい状態でした。
ちょっと言葉を失ってしまうほどの貧乏生活だったようです。
挫折を一度味わった人は成功しやすいとはよく聞きますが、
当時は本当につらい日々を送っていたのだと思います。
部屋のにおいを嗅ぐと当時の記憶がよみがえる、と言って
無表情で部屋から離れていっていたシーンは印象的でした。
そんな金森さんが執筆しているPRESIDENT Onlineというサイトのコラムの中に、
超富裕層になるために必要なものと必要でないものについて書かれていました。
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【必要なこと】
(1)必要最低限の生活費以外の全可処分所得を運用にまわすこと
(2)4つの財布(給与所得、事業所得、不動産所得、配当所得)を持つこと
(3)あせらず時間をかけること
【必要でないこと】
(1)特殊な人脈
(2)芸能、プロスポーツなどの特殊な才能
(3)高収入であること
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明解かつ端的に、お金を稼ぐための本質を表していると思います。
「高収入であること」は必要ではなくて「運用に回すこと」が必要。
つまり、ビジネスで大きく成功することを狙うのではなく、一定の収入で賢く投資をすることが富裕層になるために必要なのだという考えなのでしょう。
また別のコラムでは、
「コップからあふれた水だけを飲みなさい」
という言葉も書かれていました。
これも、投資で増やしたお金で生活すれば貧乏にはならないということを表しています。
そのためにも焦らないこと。
中長期的な視点を持って、安定した投資をすることが重要になってくると思います。
年利12%と月利12%であれば月利12%の方が良いと感じますが、
ハイリターンなものほどハイリスクである傾向にあります。
だいたい、金利が良すぎるものは詐欺のような案件だったり、
実在していたとしても自転車操業になってしまい途中で終わるものがほとんどです。
だからこそ、焦らず、周りと比べずに資産形成をすることを心がけておきたいですね。