どんな人間でも1日24時間と決められていますが、時間の使い道はそれぞれです。
例えば目標を達成するために使ったり、ノルマをこなすために使ったり、
食欲や睡眠欲を満たすために使ったりしていますよね。
今回の記事では「何もしていないのにいつの間にか一日が過ぎていた」という日が少しでも減って、
「今日は将来の自分のために有意義な一日になった」と思えるように
日ごろから私が心がけていることについてまとめたいと思います。
<マズローの欲求5段階説>

この図はマズローという有名な哲学者が発表した人間の欲求についてまとめたものです。
下から上になるにつれてより高度な欲求になると言われています。
とっても簡単に言うと、下から順に人は欲求を満たしていく生き物で、
最上位の自己実現の欲求を満たしたい!という情熱を生むには
まずは下位をから満たしていかなければいけないということです。
ホームレスを例に考えてみます。
ホームレスとは家が無く、明日の収入も不安定で今日生きるのに精一杯な状態の事ですね。
つまり一番下位の生理的欲求(食欲、睡眠欲など)を満たす以下の状態です。
そのような状態の中で、
「何かを世界に残したい」
「豊かな人生を送るために募金しよう」
みたいな考え方にはならないでしょう、ということです。
皆さんはそういった状態は超えているかもしれませんが、
満たされない欲求の例は普通の人の身近な生活の中にもあります。
例えば、
「可愛い洋服が欲しい」
「サークルの友達と遊びに行きたい」
「異性にモテたい」などです。
こういう欲求は、所属と愛の欲求や、承認欲求辺りに位置しているかと思います。
確かに欲求は生きるための活力ややる気に繋がりますが、
あまりにもそういった遊びに時間を浪費してしまうと時間が足りなくなるだけでなく、
目標がぶれてしまう要因にもなりかねません。
だから不要な欲求というのは排除する必要があります。
前置きが長くなりましたが、そんな不要な欲求を排除するために私が提案する方法は2つです。
まず一つ目が自己実現のためにならない無駄な時間を自覚することです。
不動産投資家である金森さんもこのようにおっしゃってます。
「勤倹とは、単に金銭のために言うのではない。結局は自己の欲を制するということに帰するのである。今の1万円をつかうことが、実は将来の事業収入や不動産収入、配当収入の100万円を食いつぶしているのと同義だと理解する人は、生涯で稼ぐ総額が一定だとは考えません。」
つまり今の1万円が将来の100万円だと本当に理解すれば、
貴重な1時間を無駄な付き合いや欲求を満たすために使わない、ということです。
シビアかもしれませんが、
「この人と1時間過ごして何が自分のメリットになるのか」
「この欲求を満たすことで得られる幸せは短期的なものではないか」
「将来の幸せのためにこのノルマは必要なのか」
を真剣に考えて不要な予定は断るべきでしょう。
こうやって要らない時間を削ることで、今やるべきことが見えてきます。
成功したいと言っていても行動に移せない人ばかりなのは、
時間がないを言い訳にしているからです。
しかしそれは事実ではなく、正しくは、
「時間はあるけどやる気が起きない」だと思うんです。
なぜやる気がでないかと言うと
他に楽な仕事や楽しいこと、簡単に満たせる欲求が山ほどがあるからです。
ただ、その人たちは低い欲求で満足しているから楽しみが見いだせないだけで、
自己実現の欲求の段階に達している人はそれが楽しみになっているから実現できているんですね。
ではその段階を上げるためにはどうしたらいいのか。
欲求に勝つために有効な方法の2つ目が、タイムリミットを設けるということです。
いつまでに自己実現するという中長期的な目標設定のことですね。
例えば1か月後までにインスタのフォロワーを2000人にする目標であれば、
猶予が30日しかないので必然的に投稿頻度も上がりますし写真の質も上がっていきます。
これは外発的動機付けという心理学で学ぶ一例にすぎないのですが、
まずは騙されたと思って期限付きの目標を立ててみてください。
ただし最初は小さな目標からです。
そこで達成感を感じることで、さらに自己実現の欲求を高めることができます。
期限付きの目標で物事を実現するだけでは本質的な解決にはなっていませんが、
この小さな積み重ねによって自分が本当にやりたいことが明確になり楽に次の段階に進めるでしょう。
私は今の人生が楽しくて満足していればそのままで低い欲求で楽しめば良いと、
自分以外の人に対しては思ってます。
変わる意思がない他人を説得するのって大変だからです。
ただ人生は短いので。
何も考えないで生活してる人よりも、欲求に振り回されないで賢く生きている人の方が素敵ですし
私はそうなりたいと感じますね。